●Steeldrum & Gong(スチールドラム&銅鑼〔どら〕)


 スチールドラム(左):トリニダード・トバコのアフリカ系の住民がドラム缶から作りだした楽器。第二次世界大戦後、暗号通信に利用されるという理由で政府に伝統的な打楽器の製造を禁止されたため、廃品利用のドラム缶の底を叩き伸ばし、調律されたいくつかの面を作ったこの楽器が考案された。面をヘッドがゴムでできたマレットで叩いて演奏する。メロディー楽器でもあり、リズム楽器でもある。さまざまな音域のものがあり、他の楽器とも合奏するが、スチールドラムのみでオーケストラ(バンド)を構成できる。高いほうから順に、Ping-pong、second pan、cello pan、guitar pan、bass pan 、リズムを担当するrhythm panなどがある。高い音域を担当するものほど胴が浅く、一音あたりの面積が狭いため音域が広い。低音を担当するものはドラム缶の長さをフルに使った深さとなる。胴の浅いものはストラップで首から吊るすかスタンドに立て、深いものは床に置いて演奏する。  

  銅鑼(右):大きな金属の縁の曲がった皿型の打楽器。銅鑼。素材は銅や錫などで、大きさは30cmくらいから1mを超えるものまである。これを手あるいは枠に吊るしてヘッドの大きなマレットで中央部を叩く。音程は感じない。厳密には中央部に突起のあるジャワ系のものをゴングといい、中央部の平らな中国系のものをタムタムというが、実際は混同されている。(写真は中国製のタムタム)


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